1回戦 vs NMR(YG) 0-3 ●

敗者復活T1回戦 vs AMK United選抜 1-5 ●

あぶAが見事なまでの戦いぶりで優勝の栄冠を勝ち取った裏側で、我々あぶ12連敗という明暗がはっきりと分かれた結果となってしまった。全ての敗因は力不足。前日本人大会では準決勝であぶAと戦い、3位入賞を果たすことができたが、力の差が明らかになるファスト・ピッチ大会ではその差を痛いほど知ることになってしまった。
結果だけを見れば毎回朝早くから応援に駆けつけてくれる女性陣や遠く離れた地から激励してくださるOBの方々に顔向けできないようなものであるが、あぶ1主将として満足のいくところもある。今回はそれを総評としたい。
あぶAやその他強豪に比べ、力が足りないところはあぶ1の各メンバーが認めるところであり、それを埋めるためにどうすればよいかが我々あぶ1が勝ち進むために必要となる。今大会では前大会の反省を生かし、大会を通してチームとして徹底することを明確にし、それをチーム全員で意志統一することを心がけた。徹底する作戦も各メンバー間で喧々諤々話し合い、チームとしての結束力を高めていった。
初戦のNMR(YG)戦では、徹底すると決めた作戦を各々が確実に遂行し、予想以上に相手を揺さぶることに成功する。1死満塁の先制の好機を逃したことは残念ではあるが(おそらく本人が一番悔しい思いをしているであろうし、次は期待に応えてくれると信じている)、全員が気持ちを前面に出し、負けはしたがチームとして意志統一ができた試合内容であった。
敗者復活T1回戦のAMK United 選抜戦では、先発・藤瀬が初回に5点を相手に献上するも、緩急を織り交ぜながら四球で崩れることもなく、粘りの投球を続ける。その姿を見て、5点ビハインドながらも味方守備は士気を落とすことはなかった。最終回の攻撃で、川崎・健の二人で最後まで集中を切らさず1点をもぎ取ることに成功するが、結果1-5で敗戦となってしまった。

ただ、この試合では登録メンバーが全員が試合に出場することができた。これが示唆するところは、確実にメンバーの実力が上がってきていることではないだろうか。また、前述のとおり、今大会チームとして徹底すべきことを全員が遂行できたということはチームとしての純度・完成度が上がってきていることの証明である。

善戦しながらも2連敗してしまった中で、あぶAが優勝を見せてくれたことは別の見方からもあぶ1にとって非常によいことであったと思う。各メンバーが自分たちに何が足りないのかを明確に考えるいい機会になっただろうし、今までの大会の中で最も多くのことを学ぶことができた大会ではないかと思う。

打ち上げの席で、とあるあぶ1メンバーと話している際に彼の口から力のこもった声で『ソフトボールが上手くなりたい』と聞いた瞬間、このチームはまだまだ強くなれると確信したと同時に非常に嬉しかった。こういう思いを今回のあぶ1メンバーが違う言葉で同じように持ってくれていることを期待する、いや持っているに違いない。また、こんな熱いメンバー達と一緒にプレーできることは大変幸せなことであるし、彼らに主将として人間として成長させてもらっていることに感謝したい。もちろんあぶ1だけではなく、あぶさんに関わる全ての人達から受けている後押しは計り知れないものであり、今後少しでもそれを何かの形で返すことができるようにしていきたいと強く思う今大会であった。

#35 古関俊也

2 comment:

匿名 さんのコメント...

あぶ1キャップの総評いいね。実際は勝つよりも負けた時の方が学ぶ事が多く、今回もあぶ1メンバーは沢山の事が学べたと思います。いつの日か過去に一度経験したファストピッチあぶさん1、2フィニッシュを今の現役で見せてもらいたい。がんばれ、あぶ1。

7th

匿名 さんのコメント...

7thさん、いつも我々全体のことを気にかけてくれていて、本当にうれしいです。
次回はより良い報告ができるよう、練習に取り組んでいきます。
あぶさん1,2フィニッシュのときのことを知っているからこそ、きっとできる、と信じている、だからこその激励だと思っています。
私もそう思います。今のメンバーならもっと勝てる、十分にその力があると思っています。

当時の1番サード

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